弊社が運んでいる”塩酸”はとても危険な物質で、鉄を溶かしてしまいます。
塩酸を運ぶ船はタンクや配管が溶けないよう”ゴム”でコーティング(ゴムライニング)されています。
そんな塩酸が実は胃の中の”胃液”に含まれているというのです。
この胃液は、感染症の原因になる細菌やウイルスを殺菌したり、
あるいは一部の有害物質を分解することで、これらから身を守る生体防御システムとしての役割も担っているのですが、中には胃酸を中和して胃の内部で生息するものもいるのです。
それが、“ピロリ菌”です。
ピロリ菌はウレアーゼという酵素を出して、胃の中の尿素を分解してアンモニア(アルカリ性)のバリアを作り、胃酸から身を守っています。
この反応で胃の粘膜が傷つけられたりして炎症が起き、胃や十二指腸の病気の原因となるようです。
塩酸あまり関係なくなってしまいましたね(笑)
皆さんも塩酸の取り扱いと胃の病気には気をつけましょう!